放送番組審議会
第115回放送番組審議会議事録
(敬称略・順不同)
議事内容
事務局作成議事録に対し、内容を確認の上、一同異議なく承認した。
10月「多摩川花火大会2024 生中継」
■報告事項をうけて質疑応答
・(資料内)品川区の世帯数は増加している一方で、ケーブルテレビの有料サービス加入世帯数は減少している。今後のプロモーション施策や会社としての方針についてどのように考えているか。
・支持されているチャンネルもあるため、有料サービスの魅力を引き続きお客様に訴求していく。また、区役所内でのポスター掲示や駅貼り広告などの施策も継続する。さらに、インターネットの光サービス提供エリアを拡大し、引き続きプロモーションを強化していく。
・10chで放送されている他局制作の番組は、多くの人の関心を引く魅力的なコンテンツが多い。「品川」という地名は全国的にも認知されているため、ケーブルテレビ品川の番組も区外の視聴者に楽しんでもらえる可能性がある。今後の展開を検討してほしい。
<事務局回答>
・品川区の魅力を全国に発信するコンテンツ制作についても検討を進めている。いただいたご意見を今後の参考とさせていただく。
<委員の質問>
今回は下記の番組を視聴し、審議した。
<審議番組>三之助の笑顔いっぱいとっておきの品川
「楽しく優しく外出のお手伝い!おでかけサービス」
(令和6年9月放送)
区内在住の噺家・柳家三之助が、品川区内の人・場所・話題などを実際に訪れて体験・インタビューする番組
品川区社会福祉協議会が提供する「おでかけサービス」を三之助さんが取材。
歩行が困難な方などのおでかけを、車いす仕様車でサポートするおでかけサービス。
実際にサービスを提供する運転協力会員やサポート役の介助会員に密着しお話を伺う内容でお送りした。
・このようなサービスは、関心を持っていなければ知る機会が少ないため、番組を通じて紹介されたことに意義を感じる。
・車内の映像があったことで、利用のイメージが湧きやすく、わかりやすかった。
・車いす利用者だけでなく、長距離を歩くのが難しい方のちょっとした買い物などにも活用できることが広く知られると良い。
・「おでかけサービス」の位置づけがわかりづらかった。さわやかサービスの一環として紹介されていたが、もう少し明確な説明があるとよかった。
・詳細を知りたい人へ向けて、QRコードなど情報提供の仕組みがあればさらに良かった。
・社会福祉協議会には、ほかにも様々なサービスがありテーマを絞るのは難しいと思うが、福祉サービスを広く知ってもらうためには良い番組であり、今後も継続して欲しい。
・番組構成のなかで三之助師匠とドライバーの会話が長く、他の視点からの情報もあるとよかった。
・講習を受ければサービス提供者になれるが、75歳が上限となっているため、活動したくてもできない方もいる。サービス提供者の人数が常に不足しているため、次の番組では提供者を増やす工夫を盛り込んでほしい。
・構成がよく、サービスの具体的な内容を伝えられる良い番組であり、PR効果も高かったと感じた。
・運転中のインタビューはやや危険に感じたため、安全面を考慮した演出が望ましい。
・三之助師匠が取り上げたことで、福祉サービスへの敷居が下がり、より身近に感じられる内容になった。
・番組では当事者の話が中心になっていたが、ボランティアとして関わるきっかけなども紹介されると、より多くの人が関心を持てるのではないか。
・福祉団体が発信するチラシやポスターだけでは区民へ十分に周知できないため、番組を活用するのは良い手段であり、ケーブルテレビならではのアプローチができるのではないか。
・車内カメラの映像が非常に鮮明で、技術的な工夫が見られた点が良かった。
・番組構成として、問い合わせフォームの情報が最後にしか表示されなかったが、常時表示される形式にする方が効果的ではないか。
・正直なところ、「こういうサービスがある」ということしか伝わらない。ドライバー不足が深刻な問題であるにもかかわらず、その点が強調されていなかった。
・区をまたぐサービスが紹介されていたが、どこまでが「近隣」として認められるのか明確にする必要がある。
・取材を受ける側は素人なので、制作側が企画段階で意図を明確にし、より深く掘り下げることが求められる。
2. 備 考